第116号 初心を忘れず
皆さんは、年の始めにどんな目標を立てましたか?または初詣では神様に何をお願いしましたか。
私は、一年通しての安泰と…それからあとは内緒です!今年も7月を半ば過ぎ、年始めに立てた目標に思いを寄せ、反省してみても良いのではないでしょうか。
始めの詩は、暑い夏を少しだけでも涼しく過ごしたいという気持ちから作ってみました。『夏は暑いのが当たり前だろう』と思った方は、私よりも忍耐強い方に違いありません。
どうぞ読んでください。
〈彩りの少ない季節〉
モノクロールな大地を
満天の星が
すっぽり包み
彩りの少ない街を
冷え冷えと照らしている
青白い月光は
雪に覆いつくされて
遠くの山々を
くっきりと映し出し
厳かな冬を演出している
街の人々は
クリスマスの季節を
電飾で飾り立て
不思議な光景を愛でている
境界で
讃美歌を歌う人々は
神様に手を合わせ
世界の平和を
祈念している
▽ 夏にクリスマスの時期の詩を読んでいただきましたが、少しは涼しく感じていただけたなら嬉しいです。
夏は冬とは違い、彩りに溢れかえり、赤や青や緑などに覆い尽くされています。そんな夏を、暑さにも負けずに、楽しめる強さを持ちたいと強く感じます。
次の詩は、ややもすると、無責任になってしまいそうな己に向けて作った詩です。
自分の言動には、しっかりとした責任を持ちたいものです。そうできない自分だからこその作品です。
どうぞ読んでください。
〈自分へ向けて〉
真っ直ぐ伸びた道
右へ左へ
曲がりくねった上り坂
あれもそれも美しい
人生も然り
真っ直ぐ行くも好し
紆余曲折
迷うもまた楽し
但し総ては
自らの責任において
歩むべし
▽ 自らの言動を、しっかり自分で管理しないと、責任転嫁をしてしまいがちな私を戒めたしでした。
自分自身を振り返って見てみると、責任を人になすり付けようともがく姿ほど、見苦しいものはないですね。
今回も、最後まで読んでくださりありがとうございました。
小澤真人でした