第114号 日本人として
今年1月のパソコンニュースに『日本をどう思うか』と題して、日本を訪れた外国人から、自国と日本の違いを取材した結果がパソコンニュースにのっていました。そのニュースが興味深かったので紹介します。
一人目はドイツ人で『日本人は英語が話せない人が多く、レストランや観光地でコミニケーションが取れずに困った』と訴えていました。これを書いている私も、英語に限らず外国語は大の苦手です。
二人目の日本在住の米国人は『日本の家屋は、廊下や風呂やトイレが寒い』と言っていました。米国のほとんどの家屋はセントラルヒーティングのようです。
三人目はオランダ人で『日本のお弁当にはまり、毎日お弁当を食べたのだが、屋外ではベンチが無く、座れずに困った』と言うのです。オランダでは道路上にベンチが多く設置してあるようです。
四人目はポルトガル人で『日本人はスマホを見ているか、イヤホンで何かを聞きながら歩いているので、人と顔を合わせない人が多く、話をしたいのにコミニケーションが取れずにがっかりした』と言っているのでした。このニュースを読み、私は自分自身のことを『井の中の蛙(かわず)』だと思わざるを得ませんでした。
皆さんは日本人としてどう思いますか。
初めの詩は、原因は忘れてしまいましたが、気持ちが非常に沈んでいる時に作った詩です。きっと誰かといさかいがあり、落ち込んでいたのでしょう。どうぞ読んでください。

〈こころ〉

ある小説に
こんなことが書いてあった
『ものを知らないことが愚かなのではなく
知ったかぶりすることが愚かなのです』
そのひとことで
心は膨らんだ
どんなに厳しい言葉より
どんなに説得力のある言葉より
その優しい一言が
自分のこころには沁みた
目を失くした今では
多くの一期一会に
力をもらっている

▽ 皆さんの好きな言葉は何ですか。または、座右の銘はありますか。
次の詩は、妻をはじめとする複数の方を思い作った詩です。
皆さんにも、何かと力づけてくれる多くの方たちとの出会いがあったのではないでしょうか。どうぞ読んでください。

〈あなたへありがとう〉

あなたに私は
どれだけ喜びを
届けられただろうか
あなたに私は
何回泪を
流させてしまっただろうか
ふりかえれば
いつでもあなたは
私に寄り添って
見守ってくれている
それだから私は
今日を歩むことができる
それだから私は
明日を歩む勇気を持てる
あなたは私に
希望を届けてくれた
あなたは私に
大きな愛をくれた
それだから私は
人を許すことができる
それだから私は
今でも生きていられる

▽ 一期一会の出会いは不思議な力を持っていますね。英語は話せませんが、せめて日本人として、胸を張れる人間になりたいと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
小澤真人でした