第七十七号 ネットと若者
今年の早春、若者たちの悪質な迷惑行為を撮影した動画がSNSを通じ拡散され、いくつかの企業が損害を受けた事件がありました。
以前からあったことですが、これからも無いと言い切れない日本の現状だと言うことが、悩ましい限りです。迷惑動画をSNSに載せる若者も若者ですが、それを見て面白がり、更に拡散する者たちも理解できません。
こんなことは、他国にもあるのでしょうか?今の日本の何処に原因があるのでしょうか?同じ日本人として、恥ずかしい限りです。
初めの詩は、宇宙をテーマで作ってみた詩です。宇宙の中の地球、地球を彩る花々、それを愛する私たち、そんな気持ちを大切にしたくて想像力を働かせてみました。
どうぞ読んでください。

〈私が花を愛する理由(わけ)〉

私はあなたが
大好きです
いつでもあなたと
一緒がいいのです
あなたの住む街に
住みたいのです
あなたが
種を蒔き
時には
陽光で包みこみ
ときには
雨で大地を潤し
愛情たっぷりに
精魂込めて
育てた花は
いかにも 可憐です
全く 儚いのです
それでいて
力強いのです
それはまるで
あなたそのものです
あなたの生き写しです
ですから
花を愛します
それだから
花を近くに置きたいのです
あなたが育てた花は
可憐で
心が平安に満たされるのです
華やかな笑顔な光に
優しくなるのです
それでいて
全身にパワーを感じるのです
私は心にも花を咲かせたいのです
私たちの住む
青く輝く地球に
彩りを与えたいのです
あなたが育ててくれた
幸せを
みんなで分かち合いたいのです
世界を花で
埋め尽くしたいのです

▽ 思い切って、気取って作ってみた詩でした。そのために、私らしくなかったようです。
皆さんは、どんな花が好きですか。
小学生の頃には、夏休みに、ひまわりや朝顔を育てたりしました。また、ヘチマの種を植え、観察日記をつけたことを想いだします。
次の詩は、気が短く人の話を最後まで聞かずに、自分の言いたいことを人が話している最中に、言いだしてしまう私を反省してみたものです。
どうぞ読んでください。

〈聞く力は最大の会話力〉

自分を変えてみろ
おまえには
人を変える力などない
人に意見を言う前に聞け
どうしても
自分の話を聞いてもらえない
昨日言ったことなのに忘れられている
あいつは
聞く耳を持たないやつだ
上の空なやつなのだ
なぜか会話がかみ合わない
俺が意見を言えばいうほど
やつは興奮して噛みついてくる
次第に声は大きくなる
・・・・
自分を変えてみろ
おまえには
人を変える力などない
人に意見を言う前に聞け
ある日気が付いた
まずは最後まで聴いてやれ
よく聴くことから
始めてみろ
それからやつを理解しろ
そうしたら
信頼してもらえるかもしれない
そして思った
会話とは真剣に聴くこと
ではないだろうかと

▽ 皆さんにも、そんな心当たりはありませんか。
色んな個性を持った人がいますが、コミュニケーション能力が高い人ほど、社会に順応しやすいような気がします。
勝手な論理ですが、コミュニケーションの達人になるには、辛抱して聞くことが大切なように思えます。
今回もありがとうございました。
石田眞人でした