第三十号 祖母と私の秘密
去年から今年にかけて、新型コロナウイルスに振り回され、国中が大騒ぎしました。
今年、ようやくワクチン接種が進みましたが、今後インフルエンザのように、長い付き合いになるのではないかと言っている人もいます。
そこで、新型コロナウイルス感染者数と人口の関係を知りたくて、都道府県の人口をランキング別に調べてみました。やはり、人口の多い都道府県ほど、感染者は多いようです。当たり前のことですね!それでも好奇心から調べたくなるのが私の私たる所以(ゆえん)なのでした。
以下はその結果です。少し長くなりますがお付き合いください。
1.東京都:14,064,696
2.神奈川県:9,240,411
3.大阪府:8,842,523
4.愛知県:7,546,192
5.埼玉県:7,346,836
6.千葉県:6,287,034
7.兵庫県:5,469,184
8.北海道:5,228,885
9.福岡県:5,138,891
10.静岡県:3,635,220
11.茨城県:2,868,554
◇ 関東地方は、7都県中上位11都道府県に、5都県が含まれます。これだけを観ると、関東に住む私たちは、よほど注意しなければならないことを感じます。
12.広島県:2,801,388
13.京都府:2,579,921
14.宮城県:2,303,487
15.新潟県:2,202,358
16.長野県:2,049,683
17.岐阜県: 1,979,781
18.群馬県:1,940,333
19.栃木県:1,934,016
20.岡山県:1,889,607
21.福島県:1,834,198
22.三重県:1,771,440
23.熊本県:1,739,211
24.鹿児島県:1,589,206
25.沖縄県:1,468,410
26.滋賀県:1,414,248
27.山口県:1,342,987
28.愛媛県:1,335,694
29.奈良県:1,325,437
30.長崎県:1,313,103
31.青森県:1,238,730
32.岩手県:1,211,206
33.石川県:1,133,294
34.大分県:1,124,597
35.宮崎県:1,070,213
36.山形県:1,068,696
37.富山県:1,035,612
38.秋田県:960,113
39.香川県:951,049
40.和歌山県:923,033
41.佐賀県:812,013
42.山梨県:810,427
43.福井県:767,433
44.徳島県:719,704
45.高知県:692,065
46.島根県:671,602
47.鳥取県:553,847
◎全国 126,226,568
(2020年のデーターです)
以上のような結果になりました。

◇ 47都道府県中最下位の鳥取県は、埼玉県さいたま市の半分ほどの人口です。
これを見ると、関東の7都県に住む私たちが全国に及ぼす影響の大きさを知ることができます。新型コロナだけではなく、インフルエンザなどの感染症にも、十分な注意が必要ですね。皆さんは、自分の住む町の人口をご存じでしょうか?
本来は、人口比だけではなく、人口密度と対比するとより正確になることでしょうね。
話題は全く変わりますが、以前「夢をかなえるためには、自己の言動を管理できるようにならなければならない。そのためには自らの言動に責任を持つ覚悟が不可欠だ」と、誰かに聞いたことがありました。
昨今、携帯やスマートホンが普及し、それに伴い、匿名で他人を非難するという、負の一面が目につきますが、それは、ただ単に己の不平不満を、他人に向けているだけのように感じてなりません。それは自分の欲望を抑えられない自分がそこにいるからではないでしょうか!?それらの人たちの心中を想像すると、自らが理想とする人生を歩めないで苦しんでいるのか、最初から夢や理想などないのか、どちらかではないかと思うのです。
質(たち)が悪いのは、その人なりの正義感があるので、正しいことを行っていると思い込んでしまうことです。
私が、国リハで学んでいる頃は、生まれも、年齢も、学歴も異なる、千差万別な考え方をした人たちが、一つの建物の中で過ごしていました。そんなこともあり、態度には出さなくてもぶつかり合いは日常茶飯事でした。
そんな時には、目に障害を持ってから始めた詩?作りが心の整理に役立ちました。
初めの詩は、私に向けての罵詈雑言が聞こえてきたときに、ビズからの心を整理したくて作ったものです。
その時は、クラスメイトの一言に助けられたことが、気持ちを強く持つことへの一助になりました。そんなことを想像しながら読んでください。

〈11月の朝〉

11月の朝
昨日までは
心を焦がすほどのお日さまだったのに
全くひとが変わったように
今朝は部屋全体に
穏やかな光が伸びている
まるでレースのカーテン越しに
差し込む日差しのように
私の心を和らげてくれる
昨日までの自分に
さよならをし
新しい自分を
見つけよう
センチメンタルで
哀愁に満ちた
心に溢れる太陽は
胸を熱くして
頬を包む風に
新しい自分を呼び起こされる
ついさっき
母体から産み落とされて
たった今
産湯に使った赤子のように
本当の人生を歩きだす
・・・・
11月の朝
虫の音は消え失せて
昨日の風は
流れを止める
柔らかな日差しに
身を任せ
山のもみじに
心を馳せる
抱えきれない優しさに
ひとつの涙で感謝して
語りつくせぬ人生に
たった一言 ありがとう
空の青さに両手を広げ
広い大地に足を張る
心を清ませて見上げれば
揺れる思いも心地よく
遥か宇宙の地平線に
小さな自分を発見し
大きな自分を見つけだす
11月の朝
肌を刺す空気に
凛となる

▽ 見えないということは、身の回りを整理整頓することが不可欠で  す。以前も書きましたが、必要なものを一度見失うと、見えない私の力では、見つけられません。
それと同様に、心の中を整理整頓しておかないと、自身の目指すところがわからなくなってしまうのです。そのために詩を書いたりしています。
次の詩は、全く趣を変えて、祖母との楽しい思い出を書いたものです。
小さなころは、祖母といつも一緒に過ごしました。家族の間では、祖母と私の逸話にはこと欠かないくらい仲良しでした。どうぞ読んでください。

〈夏みかんの唄〉

おばあちゃんと僕は
一番の仲良しお友達
いつでもどこでも
いっしょで笑顔
大きなお手々は力にあふれ
小さいお手々を引っ張って
今日も二人でお出かけさ
・・・・
仲良く並んで
炬燵に入り
にっこり笑えばふたりの合図
こたつに並んだ夏みかん
皺皺お手々で皮をむき
手から手へと渡される
奇麗に剥かれた夏みかん
・・・・
オレンジ輝く夏みかん
小さな口でふにゅっと噛めば
すっぱさ広がり 顔しかめ
思わず口を すぼめてる
瞑った眼の向こうから
笑い声が 優しさ運ぶ
大きなお手々のおばあちゃん
・・・・
裸に剥かれた夏みかん
重曹つけて一口パクリ
しゅわっと甘さが 鼻からぬけて
僕は嬉しさ 花開き
おばあちゃんはニコニコ笑顔
それ見て僕もニコニコ笑顔
大好きな 大好きな
僕のおばあちゃん

▽ 昔の夏みかんは、とにかく酸っぱかったですよね。そんな酸味を和らげる為に重曹をつけて食べたものです。
皆さんは、重曹を付けた酸っぱい夏みかんを食べたことはありますか?酸っぱい夏みかんに重曹を付け、口に入れると…あら不思議…みかん味のサイダーのような甘さとシュワシュワが口いっぱいに広がるのです。
もうひとつだけ祖母との思い出を紹介させてください。
当時住んでいた子持村(現渋川氏)は、群馬三区(中選挙区制の時代)という選挙区でした。そこには、総理経験者が顔をそろえていたのでした。総理を経験した順番に紹介します。
福田赳夫・中曽根康弘・小渕恵三…以上です。全国的に有名な政治家ばかりだったので、私は子供のころから選挙の行方を興味深く見ていました。
投票日の朝になると、祖母は決まって子供の頃の私にこう言うのです「福田とここに一番簡単な字で書いておくれ」とです。
私はカタカナで「フクダ」と書いてやりました。
明治生まれの祖母は、字を書けなかったのです。その反対に、祖父は驚くほど奇麗な字を筆で書いていました。
投票日の朝のこのことは、ふたりだけの、しかし公然たる秘密でした。
ありがとうございました。
石田眞人でした。